宇宙天気・惑星環境の観測データ解析

ジオスペースで起こる様々な現象のうち、オーロラや放射線帯の高エネルギー粒子の変動、地球起源のプラズマ流出過程といった宇宙環境変動について、JAXAの科学衛星「あらせ」の最新のデータを用いて研究を精力的に進めています。また、2026年に水星に到着する科学衛星「みお」や太陽観測衛星「ひので」などのデータ解析も進めていきます。 磁気圏観測衛星あらせ(左; ©JAXA)と水星観測衛星みお(右; ©JAXA/ESA) 海外に設置した独自の高感度オーロラカメラの画像を分析し、オーロラの様々な性質を調べています。観測ロケット実験にも参加し、新しい観測機器の開発も進めています。 アラスカでのオーロラ観測ロケットの打ち上げ

宇宙プラズマの数値シミュレーション

スーパーコンピュータによる大規模数値シミュレーションにより、宇宙プラズマにおけるマルチスケール・マルチ物理現象の解明を目指しています。 理化学研究所「富岳」を用いた太陽風の大規模数値シミュレーション

ロケット・衛星搭載観測装置の開発

地球から宇宙空間へイオン流出を解明するために、超低エネルギーかつイオンの種類 (酸素、窒素、分子イオンの分離)などを実現できる世界初の装置を開発しました。 機器設計から、デザイン、製造、テストまでを実施しています。 将来の北欧ロケット実験、2030年代の人工衛星に搭載を目指しています。 開発した観測装置の内部構造 観測装置開発中の様子

データ同化による宇宙環境の状態診断

観測データと数値シミュレーションを融合させたデータ同化と呼ばれる手法を用いて、直接の測定が難しい宇宙環境の状態を診断し、将来変動の予測へとつなげる研究を行っています。 太陽表面磁場の輸送モデル

機械学習による宇宙環境変動の予測

ニューラルネットワークなどの機械学習手法(AI)を用いて、既存の観測データから観測できなかった物理量を再現し、未来の宇宙環境変動を予測するシステムを構築しています。 Recurrent Neural Networkを用いた宇宙放射線の予測結果